受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 - 池谷裕二

再読。
学びは得られるんだけど曖昧文体で書かれてる部分があるせいかピリッとしない印象もある。
例としてp.225の体験談13。内容をまとめると

質問者: マーカーで下線引いて勉強する人は多い。私もそうしてるし、さらに自分でポイントをまとめてる。
著者の返答: (マーカーについては触れずに) まとめるのはええ勉強法やで。

という感じの記述がある。
なんで引っかかったかというと、マーカーを引いた「だけ」では効果は非常に低いという研究があるのを最近知りまして。

WHAT WORKS, WHAT DOESN'T
http://olgrove.ie/wp-content/uploads/2015/10/WhatWorksinLearningStudy.pdf

こういう研究があるんですよ。
で、本書では著者はいいとも悪いとも言わずまとめる事こそが重要と説いてるので、あってるんだけど人によってはマーカー法自体に効果があるように誤読してしまうのではと思った。「マーカーだけではダメ」とはっきり言ってもよかったような。でもある程度の読解力は要求されるかな。
そんな感じの記述がいくつか見られるので全体的に歯切れの悪さも感じてしまって…でもこうしろやオラァンって強気に張られても問題あるか。
最近センター世界史満点の参考書というのが話題になったので見たりしたけど、マーカー法そのものには特に触れられず。あまりに良くできたものだと、細部がどうなってるかは見えにくくなるかー。

で、再読したのは勉強の復習効果ってどうなってたっけと確認したかったので。
提示されてるプランは

翌日、翌週、二週後、一月後

の四回。詳しくは本書に当たられたし。勉強始めたはいいものの放ったらかしにしっぱなしというものが結構ありまして…というかそんなんばっかや。いざやるとなるとやっぱ最初が肝心って感じですかね。トホホ。
やらなければ、はじまらない…。


受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

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